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【三田評論と昭和100年】
表紙に見る 三田評論と昭和100年

2025/06/05

昭和100年目となる年に、今号(2025年6月号)で1300号を迎えた本誌であるが、昭和を飾った表紙をいくつか紹介する。翻刻再掲記事等(「三田評論と昭和100年 過去記事翻刻・再掲にあたって」 より参照ください)と併せて御覧いただきたい。

昭和2(1927)年1月号(353号)
昭和最初の号。林塾長時代の表紙はこのデザインを踏襲している。
昭和10(1935)年2月号(450号)
表紙は洋画家の椿貞雄による。椿は昭和初年より幼稚舎図画教師として教鞭を執る。
昭和11(1936)年8月特別号(468号)
表紙は曾禰中條建築事務所による三田校舎基本設計鳥瞰図。左下にある研究室棟は未完に終わる。
昭和13(1938)年1月号(485号)
表紙は鈴木信太郎による三田の風景。以降、数年間は鈴木の彩色による三田の風景が華やかに表紙を飾る。
昭和18(1943)年10・11月合併号(549号)
戦前の最終号。数年前の華やかさとは一転、簡素極まりない表紙で紙質も劣悪。
昭和26(1951)年10月復刊号(550 号)
記念すべき復刊第一号。題字は高橋誠一郎。全64ページ。
昭和37(1962)年11・12月合併号(610号)
戦後しばらくは写真による表紙が多い。昭和36 年から月刊化されるが、まだ合併号も見られる。
昭和64(1989)年1月号(899 号)
昭和最後の号。藤城清治による表紙絵は昭和41(1966)年10月号からで、本誌の顔であった。
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