三田評論ONLINE

【その他】
【時は過ぎゆく】スケート部創部100周年記念式典・祝賀会を開催

2024/02/19

祝賀会全景
  • 竹田 恆治(たけだ つねはる)

    三田スケート倶楽部会長

慶應義塾体育会スケート部は、大正12(1923)年に塾山岳部のスケート愛好者が、慶應スケーティング・アソシエーションを組織したことに始まり、2023年に創部100周年を迎えました。

2023年12月9日(土)に伊藤慶應義塾長をはじめとする塾関係者並びにスケート界関係者の皆様をご来賓としてお迎えし、三田スケート倶楽部会員と現役部員総勢約300名が一堂に会し、慶應義塾体育会スケート部創部100周年記念式典・祝賀会がグランドプリンスホテル高輪「プリンスルーム」にて盛大に執り行われました。

式典は11時から塾旗入場と塾歌斉唱で幕を開け、主催者である三木スケート部長と私の挨拶に続き、ご来賓を代表して塾長よりお祝いと激励のお言葉を賜りました。

その後、6名のご来賓の紹介に続き、スケート部100周年の歩みを、80枚の思い出の写真で振り返る「100周年記念映像」を上映いたしました。

続いてスケート部功労者表彰が行われ、スピード、フィギュア、ホッケー各部門の活動の中で、顕著な功績を残された11名の会員へ「記念の楯」が贈呈されました。

最後に、100周年記念事業実行本部の栄木総務部会長からスケート部および三田スケート倶楽部の近年の改革テーマへの取組みを踏まえ、創部125周年へ向けた「将来メッセージ」について説明があり、式典は滞りなく終了いたしました。

続いて休憩を挟み、12時15分より祝賀会に移り、ご来賓を代表して慶應義塾の山内常任理事よりご祝辞を頂き、奈藏三田体育会長のご挨拶と乾杯のご発声により祝宴の開宴となりました。

食事・歓談の合間に長老会員へのインタビュー、創部75周年記念事業として日吉シュート練習場の脇に埋めたタイムカプセル掘り出しのエピソード紹介と動画上映、展示品紹介、3部門イメージ映像の上映、現役各部門の活動報告、2018年の早慶アイスホッケー定期戦勝利のダイジェスト動画上映など、趣向を凝らした企画で会場は大いに盛り上がりました。

その後、スケート部歌と若き血を出席者全員で斉唱し、最後に梅浦三田スケート倶楽部副会長の閉会挨拶で式典・祝賀会を締め括りました。

ご出席頂いたご来賓や会員の皆様から「『さすが慶應』、素晴らしい100周年式典でした」や「あらためてスケート部の歴史と素晴らしさを体感しました」などの好評価を頂き、成功裡に記念式典・祝賀会を挙行することができました。これもひとえに、2021年の創部100周年記念事業実行本部の立ち上げ以来、式典・祝賀会、100年史編纂、総務、財務の4部会に分かれて結集した多くの実行委員各位の労を惜しまぬご尽力の賜物でありますので、ここに感謝の意を表します。

実行本部の活動開始に際し、100周年記念事業の目的を単なる歴史の振り返りや祝意の表明に止めることなく、スケート部の将来にとって意味あるメッセージを部内外へ向けて発信することを決定しました。

近年、三田スケート倶楽部は2009年に制定した「VISION STATEMENT」を基軸として、スケート部の価値をさらに高めるため「部活動のグローバル化」、「ジュニア世代の育成」、「練習環境改善」、「人材育成」と言った4つの改革テーマに取り組んでまいりました。

この度の100周年記念式典において、今後創部125周年へ向けて、改革テーマへの取組みをさらに進化させるため、「競技成績と部活動の内容の両面において、学生スケート界の将来を担うべくたゆみない歩みを進める」という「将来メッセージ」を発信し、新たな一歩を踏み出しました。

終わりに、日頃より格別のご指導ご支援を頂いている塾関係者の皆様並びに今回の記念式典・祝賀会の開催に携わって頂いた全ての皆様に心より感謝申し上げます。

今後、スケート部一同は、「将来メッセージ」の実現に向けて、日々研鑽を重ねてまいりますので、皆様からの相変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げ、100周年記念式典・祝賀会の報告とさせて頂きます。

伊藤塾長
竹田三田スケート倶楽部会長
式典全景

※所属・職名等は本誌発刊当時のものです。

  • 1
カテゴリ
三田評論のコーナー

本誌を購入する

関連コンテンツ

最新記事