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【KEIO Photo Report】
2022年6月号:KEIO Photo Report

2022/06/07

慶應義塾大学病院グランドオープン

慶應義塾大学病院ではエントランス棟と外構整備の工事が完了し、5月16日にグランドオープンを迎えた。これに先立ち、5月11日にオープニングセレモニーが開催され、多くの病院・医学部関係者が新しい施設の門出を祝った。慶應義塾大学医学部開設100年記念事業の中核となる新病院棟建設事業は、2018年の病院一号館開院後も工事が続いていたが、このグランドオープンによってすべて完了した。

撮影 石戸 晋、岸 剛史

カタリン・カリコ博士が来塾

4月16日、新型コロナウイルスのワクチンとして世界中で使用されている「mRNAワクチン」開発の基盤をつくった、ドイツ・ビオンテック社のカタリン・カリコ博士と駐日ハンガリー大使館のパラノヴィチ・ノルバート特命全権大使が三田キャンパスを訪れた。カリコ博士は昨年、第26回慶應医学賞を受賞。今回の訪問では、伊藤公平塾長、天谷雅行常任理事らと懇談し、今後の科学技術のさらなる推進について対話を交わした。

撮影 石戸 晋

ウクライナ平和シンポジウムを開催

4月29日、慶應義塾大学と上智大学の共催となる「ウクライナ平和シンポジウム」が上智大学で開催された。2部構成の第1部では土屋大洋常任理事が司会を務め、廣瀬陽子総合政策学部教授、鶴岡路人同准教授他の登壇に続き、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日首席副代表のナッケン鯉都(りつ)氏が難民支援の実際について語った。第2部では6名の学生らによるトークセッションが行われ、最後に伊藤塾長が「平和、サステナビリティ、安全保障などの課題に責任を持って取り組みたい」と締めくくった。

撮影 竹松明季

湘南藤沢中等部・高等部創立30年記念式典

4月25日、湘南藤沢中等部・高等部創立30年記念式典が同校第三体育館で開催された。式典では尾上義和湘南藤沢中等部・高等部長による式辞のほか、卒業生の編集による30年記念動画の放映などが行われた。その後、生徒代表による生徒のことばが続き、塾歌清聴で締めくくられた。

撮影 石戸 晋

日吉キャンパスで伊藤塾長による講演会

日吉キャンパスにて伊藤公平塾長による講演会が開催された。4月27日には第四校舎教室にて、教養研究センター主催の「情報の光と影」をテーマとするシリーズ「情報の教養学」に登壇し、「情報に踊らされず、世界を平和に導く!」と題し、語った。5月11日には協生館・藤原洋記念ホールにて、Zoomウェビナーとのハイフレックス方式による理工学部主催の人間教育講座で「先導者とは──先導者としての現代版学問のすすめ」と題し、講演した。いずれの講演も多くの塾生らが参加し、質疑応答では活発な議論が交わされた。

撮影 石戸 晋、岸 剛史

福澤先生ウェーランド経済書講述記念講演会

5月13日、三田キャンパス北館ホールにて、鈴木哲也理工学部教授により、「慶應義塾における教育研究の産業界への貢献──現代の実学とは?」の演題で福澤先生ウェーランド経済書講述記念講演会が行われた。鈴木教授は文理融合の推進や産学連携の重要性を説き、独自の解釈による福澤諭吉の思想の現代的な応用について考察した。講演録は後日公開予定である。

撮影 竹松明季

「書を極める──鑑定文化と古筆家の人々」展開催

4月18日より、慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて、センチュリー赤尾コレクション×斯道文庫「書を極める──鑑定文化と古筆家の人々」展が開催されている。本展では、江戸時代に成立した筆跡鑑定を職業とする古筆家(こひつけ)に集積した、貴重な資料「古筆切(こひつぎれ)」などの一部を初公開している。会期は6月24日まで。

撮影 岸 剛史

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