三田評論ONLINE

【KEIO Photo Report】
2020年11月号:KEIO Photo Report

2020/11/06

慶應義塾図書館貴重書展示会

10月7日~13日の7日間、丸善・丸の内本店4階ギャラリーにて、第32回慶應義塾図書館貴重書展示会「古代中世 日本人の読書」(主催:慶應義塾図書館、協賛:丸善雄松堂株式会社)が開催された。本展示会では、『論語』の伝世最古写本(6~7世紀書写)である『論語疏(ろんごそ)』が初公開され注目を集めた。会期中の来場者は1,600名を超え、展示監修者である佐藤道生名誉教授によるギャラリートークも開催され、参加者は熱心に耳を傾けていた。

撮影 石戸 晋

三田キャンパス東別館竣工

三田キャンパス東別館の建て替え工事が完了、9月28日、竣工式に代わる関係者への感謝状贈呈式が行われた。今回竣工した東別館は地上11階建てで、建物内には2021年4月に新しいミュージアム「慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)」がオープンの予定。KeMCoは、慶應義塾のコレクションとその背後にある教育・研究活動を自律性を保ちながらつなぐ「ハブ」の役割を果たす施設となる。当館8階にある「KeMCoStudI/O」にはアーティスト、大山エンリコイサム君(塾員)による作品が制作された。

撮影 岸 剛史

KeMCo StudI/O
展示ルーム
エントランス
竣工に際して行われた感謝状贈呈式

秋学期の風景──塾生の戻ったキャンパス

10月から各キャンパスで秋学期授業が始まった。新型コロナウイルス感染拡大のため、春学期は原則オンラインで授業を実施したが、秋学期はオンライン授業を継続しながらも、入構時の手指消毒、検温など十分な感染症対策を講じて、一部の授業をオンキャンパス(対面)にて実施している。また、オンライン授業と対面授業を併用したハイブリッド型授業や、学内でオンライン授業を受けられる自習室など、様々な形で、塾生が安心して学問に打ち込める環境を整えている。

撮影 石戸 晋、竹松明季、岸 剛史ほか

日吉キャンパス
三田キャンパス
アクリル板を設置しての服薬指導実習(薬学部)
SFC 体育授業風景

三田会による新記念館見学会

本年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、3月の卒業式、4月の入学式に行われる、卒業25年、卒業50年の塾員招待会が中止となったため、3月に竣工した日吉記念館の見学会が行われた(9月5日:1995年三田会、10月18日:1970年三田会)。1995年三田会は約300名、1970年三田会は約500名の出席者があり、様変わりした日吉キャンパスを背景に、旧友との再会を喜び合っていた。

撮影 竹松明季

慶應病院の窓口等が移転

慶應義塾大学病院では、一昨年の新病院棟(1号館)竣工以来、様々な整備を進めているが、9月23日より、受付や会計などの窓口、お薬受取口、外来の一部など、多くの機能が2号館に移転した。今後も整備が進み、2022年春には1号棟、2号棟、中央棟など旧棟部分がすべてなくなり、新病院棟の計画が完了する見込みである。

撮影 石戸 晋

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